去年末に病院にやってきた猫白血病ウイルス陽性の仔猫さん。
粒みたらしちゃん。
微熱が続き、今年初めに猫伝染性腹膜炎(FIP)と診断しました。
非常に死亡率の高い病気で、多くの猫ちゃんが亡くなります。
お薬を飲み、インターフェロンの注射を打ち、あとはなるべくストレスをかけないよう、毎日診察後に自由に走らせて一緒に遊びます。
本当は病院の猫(ぺったん 黒猫)が大好きで一緒に遊びたがるのですが、ぺったんは猫免疫不全ウイルス(FIV)陽性で、ぺったんに白血病ウイルスやコロナウイルス(FIPのおおもとのウイルスです)がうつるといけないのであまり一緒に出来ません。
ぺったんはとても優しいので少し一緒にしてあげると優しくしてくれます。だからこそうつらないか心配でほんの少しだけ、たまに一緒に出してあげます。
治療を始めて半年、奇跡的に何とか維持出来ています。リスクがあるため去勢手術出来ず、だんだんお顔がまんまるく、さらに可愛くなってきました。
FIPの猫ちゃんでも助かる子もいます。白血病ウイルスの猫ちゃんでも長生き出来る子もいます。病院の狭い世界しか知らないみたらしちゃんですが、この先も頑張って楽しく生きていけるよう見守っていきたいと思います。