予防医療
猫ちゃん向け予防医療
猫ちゃんに行なっていただきたい予防は、以下の4つです。
- 混合ワクチン接種
- ノミ・ダニ予防
- 消化管内寄生虫予防
- 避妊手術・去勢手術(ページ最下部に記載あり)
1、混合ワクチン接種:年1回
混合ワクチンは、感染力が強いウィルス疾患や死亡率が高いウィルス疾患からネコちゃんを守るために年に1回行います。
空気感染や人や物を介して感染する場合もあるので、お外に行かないネコちゃんも予防接種をおすすめします。
特に、お外に行く場合や2匹以上のネコちゃんを飼われる場合は予防接種の必要があります。当院では3種混合ワクチンと5種混合ワクチンがあります。
2、ノミ・ダニ予防:通年(特に4~11月)
ネコちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚病や様々な感染症になる可能性やお家の中で繁殖してしまう可能性があります。
お外に行くネコちゃんや新しくネコちゃんを迎え入れる場合は予防することをお勧めします。予防薬には次の種類があります。
スポットタイプ(ノミダニ予防のみ)
皮膚に直接、滴下するタイプです。ネコちゃんでは、ノミとマダニには1カ月効果が持続します。
スポットタイプ(ノミダニ予防とフィラリア予防)
1か月に1回首元に滴下するタイプです。フィラリア予防とノミ、耳ダニ、お腹の虫の予防に効果があります。
3、消化管内寄生虫検査・駆除:お家に来た時
ネコちゃんが初めてお家に来た時には検便をおすすめしています。
便の中に寄生する虫のなかには重篤な症状を示すものや、感染力の強いものがあります。
特に子ネコの時期にはかかりやすく、知らずに生活しているうちに同居しているネコちゃんまで感染することがあります。
検査は新鮮な便を小指の先くらいラップなどに包んでもってきていただければ約15分で実施できます。
寄生虫は内服薬や背中に滴下することによって駆虫することが出来ます。
ワンちゃんの予防
ワンちゃんで行なっていただきたい予防は、以下の6つです。
- フィラリア予防
- 混合ワクチン予防接種
- 狂犬病予防接種
- ノミ・ダニ予防
- 消化管内寄生虫予防
- 避妊手術・去勢手術(ページ最下部に記載あり)
1、フィラリア予防:予防期間 5月~12月
蚊によってワンちゃんの心臓に細長い虫(フィラリア)が寄生し、重篤な心臓病の症状を引き起こします。一度かかってしまうと治療は困難な病気です。
予防法は、フィラリアに感染の有無を1年に1度血液検査で確認したうえで予防薬を5月から12月まで月1回与えていただきます。
予防薬には様々な種類があり、ご相談によって決めさせていただきます。
ジャーキータイプ
おいしいジャーキータイプのお薬です。
錠剤のお薬が苦手なワンちゃんにお勧めです。このお薬でフィラリア症の予防以外に、お腹の寄生虫(回虫・鈎虫)にも効果があります。
タブレットタイプ
タブレットタイプは、ジャーキー素材ですがやわらかく飲みやすい大きさです。
効能はフィラリア症の予防のみになります。
錠剤タイプ
錠剤タイプは小さいので、直接またはおやつやフードにまぜて服用します。
ノミとダニ予防も入ったジャーキータイプ
ジャーキータイプのお薬でノミ・マダニ駆除薬とフィラアリア症予防薬の両方が配合されています。
さらにお腹の寄生虫にも効果があります。1カ月に1回使用します。
一度に予防を済ませたい方や、ノミ・ダニ予防薬を首に垂らすのが苦手なワンちゃんにオススメです。
スポットタイプ
1か月に1回首元に滴下するタイプです。
フィラリア予防とノミ予防、お腹の虫の駆虫に効果があります。
ジャーキーやお薬を飲めないワンちゃん、お家にきたばかりの小さいワンちゃんでも使用することができます。
2、混合ワクチン接種:年1回
混合ワクチンは感染力が強いウィルス疾患や死亡率が高いウィルス疾患からワンちゃんを守るために年に1回行います。
ワンちゃん同士で遊んだり、ペットホテルやドックランによく行く場合は特に接種の必要があります。
当院では5種混合ワクチンと9種混合ワクチンがあります。
3、狂犬病予防接種:年1回(特に4~6月)
法律によって90日齢以上のワンちゃんは毎年1回(4~6月が多いです)狂犬病の予防接種を受ける必要があります。
当院では名古屋市の方で名古屋市からの狂犬病予防接種のおハガキをご持参していただいた場合、接種した際に即日で手続きが可能です。
以前は狂犬病予防接種後に12ヶ月してから証明書や済票をお渡ししていましたが、すぐにお渡しできるようになりました。
4、ノミ・ダニ予防:通年(特に4~11月)
ワンちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚病や様々な感染症になる可能性があります。
予防薬には背中に滴下するタイプと内服するタイプがありますが、予防薬によって1~2ヶ月に1回の使用で予防できます。
ダニは年中発生する可能性があるので、一年中予防していただくのが理想ですが、ノミは気温が13℃以上になると発生すると言われていますので、少なくとも暖かい季節は予防をおすすめしております。
ノミダニ予防には以下の予防薬があります。
ジャーキータイプ(ノミダニ予防のみ)
ジャーキータイプのお薬です。
食べるタイプのお薬なので、投与後すぐにシャンプーができます。
即効性があり、1回の投与で1か月間効果が持続します。
ジャーキータイプ(ノミダニ予防とフィラリア予防)
ジャーキータイプのお薬でノミ・マダニ駆除薬とフィラアリア症予防薬の両方が配合されています。
さらにお腹の寄生虫にも効果があります。
スポットタイプ(ノミダニ予防のみ)
皮膚に直接、滴下するタイプです。
ワンちゃんでは、ノミに1~2カ月、マダニには1カ月効果が持続します。
ネコちゃんでは、ノミ・マダニとも1カ月効果があります。
スポットタイプ(ノミダニ予防とフィラリア予防)
1か月に1回首元に滴下するタイプです。
フィラリア予防とノミ、お腹の虫の予防に効果があります。
5、消化管内寄生虫検査・駆除:お家に来た時
ワンちゃんが初めてお家に来た時には検便をおすすめしています。
便の中に寄生する虫のなかには重篤な症状を示すものや、感染力の強いものがあります。
特に子犬の時期にはかかりやすく、知らずに生活しているうちに同居しているワンちゃんまで感染することがあります。
検査は新鮮な便を小指の先くらいラップなどに包んでもってきていただければ約15分で実施できます。
寄生虫はお薬を内服したり、背中に滴下することによって駆虫することが出来ます。